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Posted by スターリンクさがみ運営事務局 at

2013年03月15日

映画の中では真面目

せんだって、日本アカデミー賞を受賞した「桐島、部活やめるってよ」を切れ切れに見終えた。
通して、じっくり観たいところなのだが、ちまちま内職の身なので、食事時だけ切れ切れに見るという映画好きには顰蹙を買いそうな鑑賞Dream beauty pro 黑店方法だ。
ご覧になっていない方のためにあらすじ
TSUTAYAから拝借
人気作家・朝井リョウのデビュー作にして第22回小説すばる新人賞受賞のベストセラー連作短編集を、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「パーマネント野 ばら」の吉田大八監督で映画化した青春群像ドラマ。バレー部のエース桐島が突然退部したというニュースに騒然となるとある高校を舞台に、Bo Ying Compound Eu Yan Sang生徒たちの間に動揺が拡がる中で次第に浮き彫りになっていく学園内の複雑な人間関係を、“不在の桐島”に振り回される人物それぞれの視点から重層的に描き出していく。主演 は「遠くの空に消えた」「劇場版 SPEC~天~」の神木隆之介、共演に「告白」の橋本愛と「女の子ものがたり」の大後寿々花。

最初やたら金曜日が続くので「はて、またDVDが壊れたか」と一瞬恐怖に陥ったが、それは登場人物それぞれの立場からの金曜日を写してあったのだ。
私の高校時代というのは今から30年前になるが、携帯電話やスマホなんてあるわけもなく、そういう小物以外は、何時の世も、若者と呼ばれる人たちの心理はあまり変わらないのだろうかと、なんだか懐かしいような思いで鑑賞した。
TSUTAYA拝借のあらすじには「学園内の複雑な人間関係」とあるが、複雑といえば複雑だけど、彼女もち、彼氏もちの男子や女子に憧れるのは常のこと。
映画の中では真面目、軽い、帰宅部、クラブに入っていながら練習に参加しない、なんでもできるタイプなど、それこそ高校の中ではフツーにあるような設定になっているところが、誰しもの心のなかに忍び寄って、それぞれが過ごした高校時代に思いを馳せて、人気となったのではないだろうか。
私的には、吹奏楽部の部長と映画部の部長がわりとよくわかり(あくまでも自分中心的見方)野球部のキャプテンがどう見ても高校生には見えず、面白かった。野球部のキャプテンは3年になっても引退せず「ドラフトが終わるまでは」と自分で自分の野球生活へのピリオドを決めようとしている真摯な姿勢に好感を持ったけど、絶対オッサンやとググってみたら、高橋周平という名前で1983年7月10日生まれ。今年30歳!やっぱりオッサンやったと57歳のおばはんが思う(^O^)
ココロに残ったのは、最後の方の場面で映画の中では菊池 宏樹(きくち ひろき)くん(東出昌大さん)が、自分のことを不甲斐なく思ったのか、涙ぐむところ。
演技や人物像は先に書いた映画部部長(神木隆之介さん)と吹奏楽部部長(大後寿々花さん)が好みで、女子4人組の沙奈( 松岡茉優さん)役はキライなタイプで、映画を観ているだけで、入り込んで腹立って来ました^^;
わりに静かに見られる映画でした。私的にはそこそこおススメです。
さて、みなさんのところの今日の気温、低くなかったですか?
こちらは朝から雪が舞い、散歩に行ったら真冬並みにカオも耳も痛かったです。農道で田んぼに向かい「寒いーーー」と叫び、ワンズには「頼むしはよ帰ろ」と懇願、嫌がるハクを引っ張って帰りました。
どちら様も、この寒暖の気温差にどうぞお気をつけください。
では、また明日
ご精読ありがとうございました。  


Posted by Aminy at 15:30

2013年03月15日

月も朧(おぼろ)に


今日は、二週間にわたる奈良の「お水取り」の最終日。

これが終わると春だったはずだったが、
春どころか、今日一日、急激な冷え込みとなり、
日本列島が、ブルッと震え上がるような寒さが舞い戻ってきた。

こんな寒い春を目の前にすると、歌舞伎の演目『河内山』の
「冴えかえる 春の寒さに 降る雨も、暮れていつしか 雪となり~」
セリフの一節が、ふと、よぎる。

当地では、さすがに雪はなかったが、
北国では、こんな風な一日ではなかったかと思う。

また、歌舞伎の演目の一つに、そんな行きつ戻りつする春を舞台にした
『三人吉三(さんにんきちさ)』という人気芝居がある。
この語り、美文で名高い典型的な七五調。

その登場人物の一人、
お嬢吉三が語る「厄払い」と呼ばれる独白は、歌舞伎の名セリフとして知られている。
ちょっと紹介すると、

月も朧(おぼろ)に 白魚の
篝(かがり)も霞(かす)む 春の空
冷てえ風も ほろ酔いに
心持ちよく うかうかと
浮かれ烏(からす)の ただ一羽...

と続き、
「こいつぁ春から 縁起がいいわい」
という名セリフで締めとなる。

河竹 黙阿弥が書いた、この『三人吉三』は、
その当時の情景が写実的に表わされているという。

まず、その当時、磯では白魚漁のかがり火が焚かれることが早春の風物詩。
そんなかがり火が霞んで見えるようなおぼろ月夜が舞台の一幕。
歌舞伎の中でも随一の人気演目でもある。


大江戸の佃の磯ではなく、
はるか海の向こうのバチカンでは、今日、
磯のかがり火ならず、コンクラーベのストーブから何度かの施行の末、
やっと白い煙が上がり、
新しい法王の誕生が決まったという知らせが届いた。

アルゼンチン出身のホルヘ・ベルゴリオ枢機卿が法王に選出され、
フランシスコ1世と名乗ることになったという。
このことで中南米が沸き立っているという。
この人たちにとっては新たな幕開けを意味する春が来たという気分だろう。
まさに、

「こいつぁ春から 縁起がいいわい」  


Posted by Aminy at 15:28